食品と栄養の事典
*

アガリクスの効果や効能、副作用

アガリクスとは

アガリクスは、ブラジル原産のキノコの一種で、日本名では「ヒメマツタケ」、「カワリハラタケ」などと呼ばれています。約40%のタンパク質を主成分に、ビタミンB2、ビタミンD、カリウム、マグネシウム、リン脂質、リノール酸などで構成されています。

アガリクスはβグルカンという多糖類を多く含み、ガン細胞の萎縮や消失、免疫力の向上、血液の循環をスムーズにしたりといった健康によい作用があることが知られてからブームになり1990年代中頃から、サプリメントとして乾燥キノコや抽出エキスなどが製品化されてきました。

アガリクスの効果や効能

アガリクスには様々な健康に対する働きがあり、生活習慣病の改善や予防、ガン細胞を萎縮、消失させる作用、動脈硬化の予防、自律神経失調症、 月経不順、更年期障害、ウイルスを撃退してアレルギー疾患を予防する などの効果があるといわれています。

がんに対する効果

アガリクスの実験でがん細胞を移植したマウス10匹の5匹にアガリクス抽出エキスを投与したところ、アガリクス投与のマウスではがん細胞の増殖が抑制されたり、がんが消失したりしたということです。

生活習慣病の予防

アガリクスに含まれているβ-グルカン、多糖タンパク複合体、RNA複合体などが血糖値を下げるという研究結果があります。また、糖尿病の治療薬と併用すると、治療効果が高くなることもわかっています。

アレルギー・花粉症の緩和

アガリクスに含まれるβ-グルカンには免疫細胞に働きかけ、免疫力を活性化し、過剰反応した細胞を鎮める働きがあるとされています。また、β-グルカンは花粉症にも有効だといわれています。

心臓・肝臓の保護

アガリクスに含まれるβ-グルカンやヘテログルカンというタンパク複合体が、免疫細胞からタンパク質サイトカイン分泌を促し、インターフェロンを活性化させる効果があるためアガリクスは肝炎の予防にもよいとされています。また、研究では心臓などの臓器の保護作用などがあるともいわれています。

アガリクスの副作用や注意点は

アガリクスは食品に含まれる成分が主であることから副作用などの危険性はほとんどないといます。一時期、アガリクスにガンの助長作用などの健康被害があるということで厚生労働省で検証などが行われました。

厚生労働省で、3つの製品を検査、実験し、その中の1製品に発ガン作用を助長する作用があるとの結論を下し該当製品が発売中止になっています。

厚生労働省のサイト:
アガリクス(カワリハラタケ)を含む製品の安全性に関する 食品安全委員会への食品健康影響評価の依頼について

ただし、その他の製品には発ガンを助長する働きは認められなかったため、アガリクスの商品を購入する際にはよく選別する必要があるでしょう。また、他の研究機関では免疫力の向上について効果が認められないという報告などもあります。