食品と栄養の事典
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アラビノキシランの効果や効能、副作用

アラビノキシランとは

アラビノキシランは、イネ・米・小麦・トウモロコシ・笹などのイネ科の植物に多く含まれる成分です。特徴としては、「アラビノース」と「キシロース」で構成されていることや 食物繊維の中では比較的低分子ということです。

植物の細胞壁を作っている材料のひとつがヘミセルロースと呼ばれる多糖類で、これは食物繊維の一種です。 そして、このヘミセルロースの主成分がアラビノキシランなのです。

アラビノキシランは栄養価値のないものとされて除去されてきましたが、 最近の研究で医学的効果が確認されたために様々な商品が販売されるようになりました。玄米から精白する際に取り除かれる米ぬかの中にごくわずか含まれるだけなので白米には含まれていません。

アラビノキシランの効果や効能

アラビノキシランの特徴的な効果は免疫力を高めることとです。アラビノキシランは、体外から侵入してくる細菌やウイルスに感染した細胞を攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)とよばれる細胞を活性化することで免疫力を高めることが可能です。

また、この免疫力を高める作用はHIVにも有効で免疫細胞および血清成分に影響を与えHIVの増殖を抑える働きもあるとされています。アラビノキシランには、以上のような免疫力を高める効果の他にも次のような効果があります。

・癌(がん)の予防
・化学療法、ホルモン療法による白血球の減少を防ぎ、活性の低下を抑える
・化学療法、ホルモン療法との併用で薬剤の副作用を軽減し、QOLの改善
・白血球の増殖を促す
・糖尿病患者の血糖値を下げる
・B型、C型肝炎の改善

栄養補助食品としては毎日の健康維持と体力の増強のために摂取することが推奨されています。 しかし、上記のように身体全体の治癒力向上にも非常に効果があるとされ、近年医療現場では積極的に使用されています。

アラビノキシランでガンを治すなどの情報もみうけられますが、あくまでも食品なので治療に過度の期待を抱くより、日々の健康増進のためにサプリメントなどの栄養補助食品から始めることをお勧めします。

アラビノキシランの摂取

アラビノキシランは、イネ科の植物に含まれていますが、これらの植物を摂取しても人間の消化酵素では消化吸収がほとんどできません。そのため、栄養補助食品では、酵素を加えて吸収されやすような形にさせているものが多くあります。

アラビノキシランには米ぬか由来のものと、トウモロコシ由来のものとがあり、 含有量という点で比較する限りトウモロコシ由来の方が含有量が90%を越えることから、 トウモロコシ由来の方が圧倒的な優位性があるようです。