食品と栄養の事典
*

アスタキサンチンの効果と効能【多く含む食べ物・サプリ】

アスタキサンチンとは

アスタキサンチン(Astaxanthin)は、βカロチンやリコピンなどのカノテロイドの仲間で、鮭やエビなどの魚介類に多く含まれる赤い色を作る成分です。

鮭の身は稚魚のころは白いのですが、アスタキサンチンを多く含むオキアミを食べることで赤くなり、アスタキサンチンを引き継いだ卵を産みます。卵は紫外線の強い浅瀬に産みますが、アスタキサンチンのおかげでダメージを最小限にすることができます。

この紫外線からダメージを受けないようにするのがアスタキサンチンの抗酸化作用です。抗酸化作用を持つ栄養成分としてはビタミンE、ビタミンC、βカロチン、ルテインなどがありますが、それらの成分よりもアスタキサンチンの抗酸化作用が強いため注目されています。

アスタキサンチンの抗酸化作用はビタミンEの約1000倍といわれ、抗酸化作用の他にも美白、美肌作用などの様々な健康効果や美容効果があるといわれています。

参考:抗酸化作用の強い栄養素
ビタミンE
ビタミンC
ルテイン

アスタキサンチン効果や効能

アスタキサンチンの効能としては、体内の酸化を防ぐ抗酸化作用が一番の特徴です。

抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑制し生活習慣病の予防や老化を抑えたり、免疫力を高めてガン細胞の増殖を抑えたりします。

また、不眠予防にもよい影響があり、生活習慣の乱れから睡眠不足だったり、睡眠の質が悪い場合などに有用だといわれています。他にも、いろいろな働きがあり、動脈硬化、脳梗塞、アルツハイマー病、パーキンソン病などの予防、改善に有用だといわれています。

アスタキサンチンのその他の作用

アスタキサンチンには、効果や効能が多いため他にも様々な効果が期待できます。期待できる働きとしては以下のようなものもあります。

1.不眠症予防
2.目の健康維持
3.活性酸素を除去する(抗酸化作用)
4.コレステロールの除去
5.シミなどのメラニン色素の沈着の抑制
6.シワなどの老化防止効果
7.アンチエイジング(若返り)の効果
8.血液をさらさらにする効果
9.花粉症の予防
10.アトピー性皮膚炎

アスタキサンチンの副作用

アスタキサンチンは、鮭やエビに含まれる自然の成分なので特に副作用というものは報告されていません。サプリメントで摂取する場合は、過剰摂取を避けて容量、用法を守るようにしていください。

妊婦や授乳中の方、幼児は安全性を保証するための十分なデータがないため念のためサプリメントや健康食品などの摂取は避けた方いいでしょう。

アスタキサンチンを多く含む食べ物

アスタキサンチンは、赤色を作る源です。そのため、鮭やエビ、カニなどの赤色の魚介類に多く含まれています。元々は、プランクトンや藻に多く含まれているのですがそれを食べることによって鮭やエビなどの身や殻が赤く変色するのです。

最近では、この成分を効率よく抽出する技術が開発されたためサプリメントが一般に普及するようになりました。 摂取量の目安は、1日に2~8mg程度ですのでサプリメントでの摂取の場合は摂り過ぎなどに注意してください。

アスタキサンチンのサプリメント

アスタキサンチンの抗酸化作用は、他のサプリメント成分より強力であることがわかっています。例えば、抗酸化の働きが有名なコエンザイムQ10やアントシアニン、ルテイン、ビタミンE、ビタミンC よりもアスタキサンチンの働きの方が優れているとされています。

アスタキサンチンのサプリメントは、鮭やエビからは抽出が難しいため、ほとんどの製品がヘマトコッカス藻という藻類から抽出されています。そのため、鮭アレルギーでも特に問題なくアスタキサンチンを摂取することができます。

参考:抗酸化作用の強いその他の栄養素
コエンザイムQ10
アントシアニン
ビタミンE
ビタミンC
ルテイン