食品と栄養の事典
*

セラミドの効果と効能【多く含む食べ物・サプリ】

セラミドとは

セラミド(ceramide)とは、皮膚の角質層の細胞間の脂質で約半分の50%を占めています。

細胞と細胞の隙間を埋めて体内の水分を外に逃がさないようにしたり、外部刺激や細菌などが皮膚に侵入するのを防ぐ働きをしています。

セラミドは肌の保湿に需要な成分なので、若くて健康な人にはセラミドが多く含まれ肌もしっとりとして瑞々しいのですが、加齢やストレス、環境の変化などによりセラミドが減少することで肌の潤いがなくなり、肌が荒れる原因となります。

セラミドの種類

もともとセラミドの原料として使われてきたのは、牛などを主にした動物由来のものや化学的に合成されたものが主流でした。

しかし、ヨーロッパを発端に発生した狂牛病が広まってからは、こんにゃく芋や小麦、米、大豆、ほうれん草などの植物から抽出する流れに変わってきています。

セラミドと皮膚の関係

肌のバリア機能は、皮脂や角質によって肌の上面を覆うことで水分の蒸発を抑え潤いを保ち乾燥しないようにしています。セラミドは角質層の重要な成分なのでセラミドが肌から少なくなると肌のバリア機能が弱まってしまいます。

この肌のバリア機能は、乾燥はもちろん、ストレス、生活習慣の乱れ、加齢などにより皮脂や角質がダメージを受けてしまうのでダメージを修復できなければ機能が失われてしまいます。肌のバリア機能が失われると、肌の水分が蒸発しやすくなるのでカサカサの乾燥肌になってしまいます。

セラミドの効果や効能

上述のようにセラミドは、肌のバリア機能を保持し皮膚の保湿機能の回復や水分の蒸発を防ぐ働きがあります。さらに、外からの刺激や細菌などの進入を防いだりメラニンの生成を抑えてシミやシワなどをできにくくする効果もあり、肌の健康にとって重要な役割を果たしています。

セラミドには、アトピー皮膚炎や乾燥肌の改善にも効果があります。アトピー皮膚炎の人は、もとからセラミドが少ないという特徴があるので、そのせいで肌のバリア機能が弱く水分が肌内部で保持しにくい。抗原や化学物質が肌内部に入りやすくなっています。

抗原が肌に侵入するとアレルギー反応が起こるのでかゆみや炎症が起こります。セラミドを補給することで肌バリアが強化されるのでアトピー皮膚炎や乾燥肌の人は積極的に摂るのがよさそうです。

セラミドが多く含まれる食べ物

セラミドが多く含まれる食べ物としては、米や大豆、小麦、ほうれん草、ヨーグルト、こんにゃく などがあげられます。特に「生芋こんにゃく」には豊富に含まれており、米の含有量の7~10倍もあります。

セラミドの1日に必要な量は約600μgなので、生芋こんにゃくを60g(1/5枚程度)食べると1日の必要量を補えてしまいます。しかし、通常のこんにゃくやこんにゃくゼリーの場合こんにゃく粉で製造されているので、生芋こんにゃくよりも大分セラミドの含有量は減ってしまいます。

100g中の含有量(μg)

食品 含有量(μg)
こんにゃく(芋) 1000
じゃがいも(皮) 670
小麦(胚芽) 220
こんにゃく 200
米(ぬか) 100
大豆 70
とうもろこし 40

セラミドのサプリメント

セラミドを体内へ補充するにはセラミドを皮膚に塗ることやこんにゃくなどの食べ物から摂取して吸収することで補充することが可能です。

そのため、化粧品や美容液、保湿クリームなどの化粧品やサプリメントなどに配合されていることもあります。

また、セラミドを含むサプリメントや食品を続けて摂取すると肌の水分保持の機能が改善されるため「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」とともに配合されているサプリメントも多くみられます。

セラミドのサプリを選ぶポイントとしては、セラミドの含有量が十分か、どんな種類のセラミドが使われているか、セラミド以外の成分は相乗効果があるか、などが重要です。