食品と栄養の事典
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ケフィアの効果や効能、副作用

ケフィアとは

ケフィア(kefir)はロシアのコーカサス地方で生まれた発酵乳です。ヨーグルトと同じ発酵乳の一種ですが、「ケフィアグレイン」というカリフラワーに似た形の菌を牛乳や羊乳に加えて発行させて作られているので厳密にはヨーグルトとは違います。

コーカサス地方は、世界3大長寿地域として知られ、そこで2400年以上前からケフィアは愛飲されていることから長寿の秘密として研究されてきました。

ケフィアには胃液の分泌を促進する効果などの他、いろいろな作用が期待できます。 ケフィアグレインは乳酸菌と酵母の複合体であり、その仕組みについては現在も研究中で明確にはされていません。

ケフィアグレイン

引用:wikipedia

ケフィアとヨーグルトとの違い

ヨーグルトが持つ乳酸菌は1~2種類ですが、ケフィアは40種類ものヨーグルトにはない酵母と酢酸菌を持つ複合発酵乳です。乳酸菌の種類が多く酵母があれば、それだけ生成される成分が多くなるということです。

また、ヨーグルトの乳酸菌は種類にもよりますが、胃酸で死滅してしまい生きたまま腸には届かないといわれています。その点、ケフィアの乳酸菌は1gにつき8~10億個と多い上に70%近くが生きたまま腸に到達するのです。そのためヨーグルトよりケフィアの方が多くの働きを期待できるのです。

ケフィアとヨーグルトの違いは、もう一つあります。それは、ケフィアの方がヨーグルトより酸味が少ない上に酵母が産出するアルコールによりケフィア独特の爽やかな風味があるので、ヨーグルトの酸味が苦手な人でもケフィアは問題なく食べることができるかもしれません。

ケフィアの効果や効能

ケフィアには腸の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑えて腸内環境をよくしたり、胃液の分泌を促進して消化を助ける働きがあります。そのため、消化不良や便秘の改善、老化防止などに効果があるといわれています。

このようなケフィアによる腸内環境の改善、老化防止、美肌効果でコーカサス地方の人々は長寿でしかも健康に生活できているといわれています。

ケフィアにはその他にもいろいろな働きがあり、免疫力の向上、ストレス緩和、動脈硬化の予防、中性脂肪の減少、アレルギー抑制、肝機能の向上、悪玉コレステロール値の減少、血圧を下げる などの効果が期待できるようです。

ケフィアの入手と作り方

ケフィアはヨーグルトと違って酵母が発酵の過程で炭酸ガスを産生するため、商品として販売することが困難です。そのため、ケフィアの製品はまずスーパーなどでは見つけられません。

ケフィアの健康効果を得たい場合にはサプリメントで摂取するか、ケフィアグレインから自分でケフィアをつくるしかありません。自分でつくるとなると、身構えてしまいそうですが、ケフィアはケフィアグレインを基に粉末状にした種菌さえあれば、牛乳を加えるだけで簡単に作ることができます。

種菌はスーパーなど一般の店舗では販売されていませんので楽天などのネット通販で購入することになります。

ケフィアのサプリメント

ケフィアのサプリメントは、ケフィアを粉末状にしてカプセルに閉じ込めたものが販売されています。ケフィア単独のサプリメントというのは少なく、多くは別の種類の乳酸菌、アロエ、ラクトフェリン、オリゴ糖など美容、ダイエットの効果がさらに高まるように工夫されています。