食品と栄養の事典
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ナットウキナーゼの効果と効能、サプリ

ナットウキナーゼとは?

ナットウキナーゼは、「なっとう」に含まれる重要な健康成分です。

大豆はそれ自体が豊富な栄養をもっていますが、納豆はビタミンB群やビタミンK2などの栄養素が特に豊富なため、大豆の栄養をさらに上回ります。

納豆は煮大豆を納豆菌によって発酵させてつくる食品ですが、この発酵過程においてナットウキナーゼや他の栄養素が作り出されます。そのためナットウキナーゼは大豆にはない納豆特有の成分で納豆のネバネバの部分に多く存在しています。

ナットウキナーゼには、血のかたまりを溶かす血栓溶解作用が一般的な抗血栓薬に匹敵するほど強いために近年世界的に注目されています。血栓は血が血管内で固まることで作られる「血の詰まり」で、血栓が脳でできるて血が詰まると「脳梗塞」、心臓で詰まると「心筋梗塞」生命に関わる重大な病気を引き起こします。

ナットウキナーゼの効果や効能について

ナットウキナーゼには、血栓を溶かす作用があるため、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの予防効果が期待できます。他にも、血圧を下げる、感染症の予防、免疫力の上昇、がんの抑制作用、整腸作用などの働きも期待されています。

心筋梗塞を予防
血栓を溶かして血液の流れをよくするので、血栓症や動脈硬化、心筋梗塞などの予防になります。

脳梗塞を予防
血中コレステロール値の上昇を抑えるため脳梗塞を予防します。

生活習慣病を予防
抗酸化作用により、糖尿病や高血圧の原因とも言われる活性酸素の発生を抑えてくれます。

便秘を予防
善玉菌を増やし悪玉菌を減らすことで腸内環境を改善し下痢や便秘を改善してくれます。

免疫力を高める
腸内環境を改善することでアレルギー症状を起きにくくします。

ナットウキナーゼの摂取時の注意点など

血栓を溶かすナットウキナーゼの活性を示す単位をFUと言い、1日2000FUが摂取量の目安となっています。納豆1パック(約50g)には、約1500FUのナットウキナーゼが含まれているので納豆からナットウキナーゼの効果を得るには1日に1パック~2パックで十分です。

ナットウキナーゼの効果は持続性があるので、納豆を食べてから数時間~12時間程度効果が継続します。

血栓は夜中から朝までにできやすいといわれているので、1パックの場合は夜に、2パック納豆を食べるときには朝と夜などにわけると効率的にナットウキナーゼの効果を得やすいでしょう。

また、ナットウキナーゼは、熱に弱いため加熱調理してしまうとその効果が失われてしまいます。

ナットウキナーゼの成分の効果を期待して納豆を食べるときには加熱せずによくかき混ぜ、なるべく熱いご飯の上に直接乗せないようにする必要があります。

ナットウキナーゼの副作用や注意点

ナットウキナーゼは納豆に含まれる一般的なの食品のため特に副作用などは報告されていません。ただし、納豆に多く含まれるビタミンK2がワーファリンなどの抗凝固薬の効果を阻害するので抗凝固薬を服用している方は医師へ相談してください。

ナットウキナーゼのサプリ

ナットウキナーゼは納豆1パックから摂ることができるので比較的摂取するのは難しくはないでしょう。

しかし納豆があまり好きではない、毎日食べるのは難しいという人のためにナットウキナーゼを摂取できるサプリなども販売されています。

ただ、ナットウキナーゼ単独のサプリというのはなく、多くがDHAやEPA、イチョウ葉エキスなどと同時に配合したり、別の血液サラサラ成分を配合したりしているものがほとんどです。

ナットウキナーゼのサプリが納豆よりも優れている点は成分を吸収する際に胃酸の影響を受けない点です。納豆の場合、胃酸の影響を受けるため栄養素が失われてしまうことがありますがサプリメントはその心配がありません。

また、納豆の場合は賞味期限が近くなると活性が弱くなり効果が少なくなってしまいますがサプリメントは品質が安定するメリットもあります。