食品と栄養の事典
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ラクトフェリンの効果と効能【多く含む食べ物・サプリ】

ラクトフェリンとは?

ラクトフェリン(Lactoferrin)とは、哺乳類の唾液や涙、粘膜などに含まれているタンパク質の一種です。強い抗菌作用があり、大腸菌やO-157などを殺菌する作用があります。 特に母乳に多く含まれているので乳児が感染症などの病気にかかるのを防ぐ働きをしています。

ラクトフェリンは乳製品に多く含まれていそうなイメージがありますが、熱に弱いため加熱殺菌した市販の牛乳などには、ほとんど含まれていません。

ラクトフェリンには免疫力のアップの他、ダイエット効果、血液サラサラ効果など、さまざまな効果が期待されています。

ラクトフェリン効果や効能

体の中の入り込んだ微生物は増殖して病気を引き起こす際に鉄と結びつく必要があります。しかしラクトフェリンが先に鉄と結びつくため有害な微生物は鉄を利用できず増殖ができなくなります。 そのため、乳児を感染症から守る働きをするのです。

その効果は、成人に対しても有効なのでラクトフェリンはヘリコバクター・ピロリ菌などのやウイルスの繁殖を妨げ、免疫力を高める作用があります。また、乳酸菌やビフィズス菌のような善玉菌と呼ばれる菌を増やす働きなどもあります。

内臓脂肪を減らす
免疫力を高める
抗菌作用
ピロリ菌の減少
腸内環境を整える
鉄分吸収をサポート

ラクトフェリンを多く含む食べ物

ラクトフェリンは動物の乳に多く含まれています。成人が摂取できる乳としては、牛乳やヤギの乳がありますがラクトフェリンは過熱に弱いため、市販の牛乳などにはほとんど含まれていません。

また、低温殺菌牛乳や搾りたての牛乳、ゴーダチーズやチェダーチーズといったナチュラルチーズにはラクトフェリンが存在しますが、ラクトフェリンは胃酸で変化しやすいため腸までたどり着く量は極少量であるといわれています。

このラクトフェリンは食品から摂取するのは難しいので効果を得たい場合にはサプリメントから摂取するか、最近では牛乳やヨーグルトにラクトフェリンを強化したものが出ているのでそれを摂取するのが良いでしょう。

市販されている製品としては、森永から「ラクトフェリン200ヨーグルト」という製品が出ています。 乳児が摂る場合は母乳の他、乳児用の粉ミルクやスキムミルクなどにも入っていることが多いでしょう。

ラクトフェリン摂取時の注意点

ラクトフェリンは、1日に摂る摂取推奨量は150~400mgです。上限に関しては特に決められていません。

ラクトフェリンは母乳や牛乳に含まれている成分でもあるため、副作用のようなものはなく安全性が極めて高い成分です。注意すべき点としては、牛乳タンパク質であるため、牛乳アレルギーがあるかたは問題が出る可能性があります。

また、ラクトフェリンのサプリメントなどで常時摂取していると、腸内の悪玉菌を除去し整腸作用が働いている過程で下痢などの症状が出る場合がありますが、整腸作用に伴う一時的な好転反応ということがありますので様子を見ながら摂取を続ければいいでしょう。

ラクトフェリンのサプリメント

ラクトフェリンはその健康効果が高いことから、森永乳業やライオンなどからラクトフェリンのサプリメントが販売されています。購入のポイントとしては、ラクトフェリンは胃酸で分解されてしまうのでサプリメントを包むカプセルが特殊な耐酸性カプセルや特殊コーティングされている製品を選ぶといいでしょう。