食品と栄養の事典
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酸素水の効果や効能、副作用

酸素水とは

空気中によりも多い量の酸素を溶かし込んだ水のことを酸素水といい酸素強化水といわれることもあります。2006年ごろから、飲料メーカーによってコンビニなどに置かれるようになりました。 薬事法の関連で効果や効能などを表示できないため、特に酸素水でなにができるという表現はなく一般のミネラルウォーターと同様の扱いになっています。

酸素が水にどの程度含まれていれば酸素水と呼ぶことができるのかについての明確な定義はなく、各社が独自の含有量で「酸素水」としています。また、酸素水についての期待される効果や効能がありますが、どのように体にいいのかはハッキリと研究で証明されているわけではありません。

酸素水が体にいいといわれる根拠としては、現代人は大気汚染によって酸素が不足しているため水と同時に酸素を補うことで体にいい効果が得られるのではないかということです。

酸素を取り込むのに、空気中よりも水中に溶けた酸素の方が吸収がしやすいという説もありますが、消化器官から酸素を取り込むことで体にいい影響を及ぼすかどうかについてもわかっていません。

酸素水の効果や効能は?

体内に酸素が取り込まれた場合以下のような作用があるといわれています。

皮膚細胞を活性化する
一般に酸素は皮膚細胞を活性化させ、皮脂の分泌、汗腺の働きを活発にするといわれています。そして肌細胞の新陳代謝が高まった結果として酸素には美容効果があるといわれています。

脳細胞を活性化する
体内に取り込まれた酸素の消費量のうち、約25%は脳で消費されます。 血液中の酸素不足は、疲れ、集中力減衰、視力低下を引き起こします。あくびが出たりするのが酸欠状態の典型的兆候 といわれています。脳に酸素が十分供給されるとそれら酸欠の症状は軽減されるといわれています。

また、喫煙者は血中の一酸化炭素濃度が常時高くなりますから、酸素を脳に供給したときの効果が出やすいといえます。

免疫力を高める
体内に十分に酸素が供給されていると、細胞そのものが活性化していますから、体内酵素やリンパの働きも活発になり、風邪をひきにくい強い体質になります。

乳酸を分解する
酸素には疲労物質の分解・除去を促し、疲労を回復させる働きをするとされています。

脂肪を分解する
血液中に酸素を十分取り入れることで、脂肪燃焼酵素(リパーゼ)の働きを活発にして、効率よく脂肪を燃焼させることができます。つまり体の新陳代謝が改善されるということであり、太りにくい体質に変化していくということを意味します。

酸素水はどんな人が飲む?

生活の中の諸活動により、酸素が極度に消費されることが想定される方に飲まれるのが適しているといえます。 過度に酸素が消費される原因は数多くありますが、一般的には以下のような人には効果が大きいと考えられています。

 ・激しい運動をする方
 ・スタミナをつけたい方
 ・集中したいとき
 ・疲労回復に
 ・美容・健康に
 ・タバコを吸う方
 ・お酒を飲む方

酸素水の市販の製品とは?

現在は、国内産・輸入品、濃度などを含めてさまざまな酸素水の商品が出回っています。 酸素水は一般の水道水がベースのものや天然のミネラルウォーターに酸素を過飽和させたもの あるいはバナジウムを多く含むミネラルウォーターに酸素の配合量を増やしデトックス効果を追加したものなど、かなりの数の商品が販売されています。

しかし、最近では酸素水に関する研究も下火になり酸素水で新商品を開発するようなメーカーは少なくなっています。これは、酸素水が当時流行したものの、その後十分な効果に関する証明ができなかったことや酸素の含有量が呼吸よりも少ないことがわかってしまったためと思われます。

以下は以前販売されていた酸素水の代表的な商品です。

 ・バランスデイトウォーター
 ・酸素水プラスシトラスリフレッシュ
 ・OXYGEN WATER
 ・OXYMAX(オキシマックス)ミネラルプラス
 ・Oxy(オキシー)
 ・Oxygenizer
 ・OXYDENS
 ・オキシジェンオーツー