食品と栄養の事典
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サイリウムの効果や効能、副作用

サイリウムとは?

「サイリウム」はオオバコ科の植物でプランタゴオバタの種皮(外皮)に含まれていて成分の90%以上が食物繊維です。サイリウムの食物繊維は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が存在し割合が4対1となっています。

東アジアや欧米など幅広く生息し、国内でも北海道から沖縄まで広く分布していますが、食品に使われるサイリウムは主にインドで栽培されているものです。

サイリウムは粉末を水に溶かすと約30倍にふくらむみ粘り気のあるゼリーのような物質になります。そのため、整腸作用やダイエット効果に優れ、腸の蠕動運動を促して下痢や便秘などを改善する働きが認められています。

日本ではサイリウム由来の食物繊維成分の特定保健用食品が許可されているため市販薬やダイエット食品、健康食品などに配合されていることがあります。

サイリウムの効果や効能

サイリウムは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を同時に含むため、お腹の中で数十倍に膨れます。 膨れた食物繊維は腸の運動を活発にして下痢や便秘を防ぐほか、 血糖値の上昇を緩やかにしたり、血圧の上昇を防ぐなどの効果が期待できます。

他にも、サイリウムには食べ過ぎの防止、腸内の不溶物を排泄して腸をキレイにする、悪玉(LDL)コレステロール値を下げるなどの働きもあります。

サイリウムを食べ物から摂取するには

オオバコやサイリウムの製品としては、ダイエット用のサプリメント、オオバコをブレンドしたお茶や、コーンフレーク、ドリンク、 ゼリー、成分を配合したインスタントラーメンなども発売されています。サイリウム自体は、臭いや味に特徴がないため味を変えずにいろいろな食材と混ぜて使うこともできます。

日本での特定保健用食品ではコレステロールの吸収をおさえ、おなかの調子を整えるため「コレステロールが高めで気になる方」や「おなかの調子が気になる方」といった名目で含有されています。

サイリウムの副作用や注意事項

サイリウムは本来、自然界に存在する植物ですので特に副作用などはありませんが、まれに粉末や液体製品にアレルギー反応があることがわかっています。

サイリウムはお腹で約30倍にふくれることから、医薬品や他の食べ物と同時に服用すると腸管吸収が遅れることがあり医薬品を服用する際には少なくとも1時間以上あけてから摂取する必要があります。

また、サイリウムは食物繊維が多いためサイリウムの摂取量上限は1日20g(種皮の場合は10g)とされ、それ以上の量のサイリウムを摂取すると以下のような症状を起こすことがあるので注意してください。

胃痛
下痢
便秘
悪心
腎障害
アレルギー反応