食品と栄養の事典
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バレリアンの効果や効能・サプリ

バレリアンとは?

バレリアン(Valerian)は、ヨーロッパ原産の薬草で日本名は「セイヨウカノコソウ」と呼ばれています。

おもに根や茎が精神安定や安眠のために使用されるため、根茎を煎じたバレリアン抽出物はハーブティやサプリメントとして活用されています。

ドイツなどヨーロッパの一部では、不眠症や精神安定のための使用を許可していますが、日本では医薬品ではなく食品に分類されています。

臨床実験では不眠症や精神安定に有用な効果が示されている上に一般的な範囲での使用では他の睡眠薬や鎮静薬に比べて安全性も高いハーブです。

バレリアンの効果や効能とは

バレリアンは、昔から欧米でリラックス効果の高いハーブとして使用されてきましたが、現在ではストレスの緩和、不眠症の解消や、精神安定、神経の鎮静作用など様々な用途のために使われています。

その他にも、最近では首や肩のコリを解消するためにも使われているようです。

不眠症の解消
バレリアンの抽出物を睡眠の30分~1時間前に摂取することで寝つきがよくなり、眠りが深くなるという報告があります。

ストレスの緩和
バレリアンはリラックス、不安がやわらぐ効果があるため緊張型のストレスを緩和してくれます。

精神の安定
バレリアンは昔からヨーロッパでは精神を安定させる薬草としてつかわれています。

神経の鎮静作用
実験によるとバレリアンを投与することで、生理痛がやわらいだという結果があり鎮静効果が期待されています。

首、肩のコリを解消
バレリアンは心身をリラックスさせることで、緊張性の肩コリ、首のコリによいといわれています。

バレリアン摂取の方法

バレリアンはそのまま食品として摂取することはできませんので、ハーブティとして飲んだり、サプリメントなどの健康食品として摂ることがほとんどです。不眠解消のための睡眠薬として使用する場合には、バレリアン抽出物が300~500mg程度配合されているハーブティーやサプリメントを入眠前の30分~1時間前に摂るといいでしょう。

ただし、バレリアンは独特の強いにおいがあり味も銀杏のような苦みがあるので、これが苦手と感じる人もいます。そのため、市販のハーブティにはレモンバームやパッションフラワーなど鎮静効果があって飲みやすい他のハーブを混ぜることが一般的です。

バレリアンの副作用や注意点は?

バレリアンは過剰摂取することによって頭痛、動悸、麻痺、肝障害、低体温といった副作用が起こり、長期服用により習慣性があることが報告されています。

医薬品との併用については特に明確な副作用は報告されていませんが、バレリアンは肝臓で分解されるため肝機能不全の患者の方は服用しないようにしてください。 また、精神安定、安眠の作用がるため車の運転などの前に服用しないように注意してください。

バレリアンのサプリメント

バレリアンのサプリメントは、単体のバレリアンだけを配合したサプリというのは少なく各メーカーはバレリアンにDHAやGABA、ホップ(セイヨウカラハナソウ)、ビタミンB群などを配合して効果がさらに出るような工夫をしています。

バレリアンのサプリメントで注意したいのが、臭いや味です。「サプリメントだから臭いや味は関係ない」という方はいいのですが、この臭いが結構強いので苦手な人は続けるのが困難に感じることもあるようです。

また、バレリアンのサプリの口コミでたまにあるのが、常飲していると数か月後に効き目が悪くなってくるというものです。サプリメントは一般的には、数か月ぐらいは試して徐々に効果があらわれるものが多いのですが、バレリアンの場合は比較的早く効果があらわれ慣れによって効果が薄くなってくる人もいるようです。